2008年4月17日木曜日

ジュニア探検クラブ

■ジュニア探検クラブの誕生
「大道ふるさと生き物に親しむ会」としての発足から3年たった平成8年、会に転機が訪れました。活動の核になっていたO先生が転任することになったので す。O先生には転任後も活動のサポートを受けることはできましたが、事務局体制の整備など、新たな運営体制をつくっていく必要が出てきました。

まず小学生とのつながりを保つために、「ジュニア探検クラブ」を発足させました。区役所の区政推進課の職員の協力を得て、大道小学校以外の小学校児 童にも呼びかけ、メンバーを募りました。「地域の歴史や自然を調べたり、探検したりすることによって、自然に興味を持ってもらい、地域に愛着を持ってもら える子どもを育てていきたい」との趣旨のもと、活動にあたっては自治体、各小学校と連携をとり、近くにある大学の教授・学 生や「横浜自然観察の森」レインジャーの指導を受けて、当会のスタッフと学生部(中学生・高校生・大学生)が運営を担うこと になりました。

しかし、学生部のメンバーから、小学生の面倒をみるだけではおもしろくないという意見が出され、自分たちはどのような活動をしたいのか、考え、話し 合いの場をもった結果、学生部は生物調査などの自主活動を中心にしていくことになりました。こうした学生部の動きに刺激を受け、大人たちも自分たちが楽し める企画をもっとつくろうという動きに発展しました。ジュニア探検クラブが誕生したことによって、学生部も大人たちも、会の活動のあり方について主体的に とらえなおすことになったのです。